本紙掲載日:2023-11-02
(9面)

高円宮杯県予選−15歳以下サッカー

JA宮崎経済連グループカップUMKユース(U―15)サッカー選手権大会で優勝したプログレッソ日向FC(提供写真)

プログレッソ日向が初優勝

◆11日から全日本懸け、九州予選

 サッカー15歳以下の全日本大会へつながる「JA宮崎経済連グループカップUMKユース選手権大会」は10月14日まで、高原町運動公園サッカー場などであり、プログレッソ日向FCが初優勝を果たした。今月11日から福岡県などである九州予選に出場する。主要県大会を制するのは初めてという。

 大会は10月7日から14日まで高原町などで行われ、県内のトップリーグ1部の上位5チームと2部の上位2チーム、3部1位チームの計8チームが出場。プログレッソ(1部2位)は初戦で西中(2部2位、都城)に5―0で快勝し、宮崎日大中(1部3位)との準決勝は2―2からのPK戦を3―1で制した。

 セントラル(1部1位)との決勝は主将のFW金屋拓海がハットトリックを達成し3点をリード。後半ロスタイムに1点差まで迫られたが、逃げ切った。

 芹ケ野功一監督は「相手は切り替えが早く球際も強かったが、セカンドボールを拾ってサイド攻撃へとつなぐことができた」、金屋は「先制してペースをつかめた。ディフェンスが粘ってくれた」とそれぞれ勝因を挙げた。

 チームは2009年に創設し、今年で15年目。地元日向市をはじめ延岡市、美郷町、諸塚村、都農町、川南町の中学1〜3年生51人が所属している。

 今季は九州クラブユース選手権県大会(5月)で初戦敗退したが、県トップリーグでは過去最高となる1部2位の好成績。その勢いのまま、県の頂点に。芹ケ野監督は「ユース選手権の後、今大会の優勝を目標にしてきた。達成できて感動した」と目を細めていた。

 九州大会は11月11、12、18日、北九州市と大分市で行われる。全国大会出場枠は「5」。九州リーグ上位2チームが既に出場権を得ているため、残る3枠を九州リーグ3〜12位と沖縄リーグ1位、各県代表の計19チームが3組に分かれて争う。

 プログレッソ日向は11日、北九州市の新門司球技場で行われる1回戦で大分トリニータU―15(九州リーグ8位)と対戦する。金屋は「初戦を突破したい。(高円宮杯は)チームの仲間と一つでも多く試合をしたい」と意気込みを話した。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/