本紙掲載日:2023-11-03
(2面)

ゼロカーボン社会実現へ

第48回建築とガスを語る集い

建築とガスを語る集い−懇親会も

 宮崎ガス、宮崎液化ガス、宮崎ガスリビングが主催する「第48回建築とガスを語る集い」は10月26日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡で開かれ、グループ各社の取引先などから約150人が参加した。

 官公庁などの公的機関や他企業との幅広い情報交換を目的に開いている。開会式で宮崎ガスの須孝一社長は「この集いが48回も継続できているのは皆さんのおかげ」と感謝。ロシアによるウクライナ侵攻や中東の緊張などに伴うエネルギー価格の高騰が物価高を招いていると心苦しさを語り、一刻も早い世界平和と為替の安定を願った。

 来賓を代表して県建築士会の松下宏名誉会長は、「まつりのべおかや花火大会、のべおか天下一薪能の会場設営などに率先して取り組んでいる宮崎ガスグループの地域貢献に敬意を表したい」とあいさつ。官民一堂に交流する集いが長年続けられていることに感謝した。

 この後、宮崎ガス延岡支店営業課開発係の池内大貴さんが「ゼロカーボン社会実現に向けたガスエネルギーの役割」と題して講演。国が目標に掲げるカーボンニュートラル社会の実現に向け、ガス業界が進めている石炭・石油から天然ガスへの燃料転換や、高効率・停電対応型機器の開発・普及などを紹介した。

 このうち宮崎ガスは宮崎大学と共同で、太陽光由来の水素と二酸化炭素によるメタン合成システムの研究・開発に当たっていることを説明。すでに合成メタンを既設導管に注入する実証調査を開始していると報告した。

 また、アテネ、北京、ロンドン五輪で競泳日本代表チームのコーチを務めた延岡市の久世由美子さん(76)が、「夢を夢で終わらせない競泳人生」の演題で特別講演。懇親会もあり、参加者は親交を深めていた。

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