本紙掲載日:2023-11-03
(6面)

運動の楽しさ知り、交流深める

きらきらスポーツフェスタ

 延岡市学校教育研修所特別支援教育部会(会長・川原寛幸西階中学校校長)は、10月27日に同市の新県体育館サブアリーナで「きらきらスポーツフェスタ」を開いた。市内23校の特別支援学級から150人の小中学生が参加し、笑顔を見せながら体を動かした。東京学芸大学鈴木聡研究室、NPO法人東京学芸大こども未来研究所、一般社団法人延岡こども未来創造機構協力。

 毎年行っていた市内小中学校の特別支援学級による合同運動会に代えて開催。同研究所が考案した、年齢・性別・運動神経・発達障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめる新スポーツ4種目を実施した。

 同大学は、相互の教育・子育ての連携と充実を目的に延岡市、同市教委と協定を締結。この日は、同研究所から中学高校の体育教員を目指す中條愛未さんら大学院生5人が講師として訪れた。

 「サバいばる」は、昔ながらの遊び「だるまさんが転んだ」をアレンジした種目。講師から「(児童生徒の)皆さんは今から『サバ』です。漁師に捕まった仲間のサバを助けてあげてください」と説明があった。

 音楽が鳴っている間、漁師の横に並ぶサバに向かって移動。音楽が止まると漁師が振り向くため、見つからないようにブルーシートに身を隠す。サバを自陣に持ち帰り、全員救出するとサバ陣営の勝利となる。今回は特別バージョンとして、延岡の鮎(あゆ)やなにちなんで、救出対象にアユも加えられた。

 そのほか、4チームに分かれ自チームと同じ色が表になるようにキューブをひっくり返す「ランBigキューブ」。服に付けた洗濯ばさみを奪い合い自陣に持ち帰る「ようかいRUNドリー」。鬼にガードされないよう、きびだんご(ボール)をゴールに投げ入れる「きびーっす」があり、参加者は、スポーツを通して交流を深めながら、汗を流す楽しさを感じていた。

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