本紙掲載日:2023-11-03
(8面)

地産地消「生産者に感謝」−東小

東小で開かれた「ひむか地産地消交流給食会」

学校給食で使用県産食材学ぶ

 ひむか地産地消交流給食会が10月27日、延岡市立東小学校(雕衆貪姐残后■毅横疑諭砲燃かれた。5年生約70人が、学校給食に使われる県産食材について学ぶとともに、地産地消に対する理解を深めた。

 学校給食の円滑な実施や、給食用物資(米、野菜など)の供給などを行う県学校給食会(長渡利光理事長)が、学校給食を通して食育・地産地消への理解を促進しようと、学校側の希望で毎年度2、3回開いている。

 会場の体育館には、同給食会が給食に使用する県産の米や野菜、県漁連がブリやサワラ、シイラ、フカ、JA宮崎経済連がキュウリやピーマン、しいたけ問屋の本吉(日向市)が乾しいたけなどを準備してブースを開設。子どもたちはグループごとにブースを巡り、各担当者から説明を受けた。

 県魚連のブースでは、定置網、はえ縄、小型底引き網などの漁法の話を聞き、フカの皮の手触りを体感した。本吉では、乾しいたけが出来るまでの流れを学び、駒打ちなども体験した。

 また、県漁連の職員が魚さばきの腕前を披露。包丁を使い、丸々と太ったブリを手際よく3枚におろすと、子どもたちから大きな歓声が上がっていた。

 長野朱琉さん(11)は「地産地消のことが大変勉強になった。野菜を作ったり、魚を捕ったりしている人に感謝したい」、大山日葵さん(11)は「シイタケの匂いの強さに驚いた。魚のヌルヌルした感触にもびっくりした」と話していた。

 県学校給食会の佐島鉄朗事務局次長(延岡市出身)は「この体験を通して子どもたちの食育・地産地消の理解が伸びていくことを期待したい。将来、宮崎の食を支える人材に育ってくれるとありがたい」と期待を寄せていた。

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