本紙掲載日:2023-11-04
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空飛ぶ新玉ネギの苗植え

空飛ぶ新玉ネギの苗を植える南方小3年生

大きく育ってね−南方小3年生

 延岡市立南方小学校(阿部泰宏校長、667人)の3年生約110人は10月30日、同校近くの畑で空飛ぶ新玉ネギの苗植えを体験した。

 延岡の特産品に興味関心を持ち、実際に育てることで農家の苦労などを学ぶのが目的。2001年から同校近くの甲斐俊行さん(78)が、所有する畑約200平方メートルを無償で貸し出している。

 甲斐さんは苗の植え方を説明した後、「野菜は愛情を持って育てないと大きくなりません。観察して、どのように育つのか勉強してください」とあいさつ。今回、約1600本の苗や肥料を支援したJA南方支店の富士本慎支店長(51)は「今は小さな苗ですが、大きく育つことを願いながら植えてください」と呼び掛けた。

 その後、児童は一列になってマルチシートをかぶせた畝を踏まないよう慎重に畑に入り、準備ができると一斉に苗植えをスタート。苗を1本ずつ植えた後、水を苗にたっぷりと与えた。

 高島咲笑さん(8)は「苗植えと水やりが楽しかった。元気に大きく育ってほしい」と話していた。

 今後は子どもたちが草取りと水やりを続け、3月上旬に収穫を予定している。

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