本紙掲載日:2023-11-04
(7面)

一緒に仲良く芋掘り体験−西階幼稚園と南方小

大きなサツマイモの収穫を喜ぶ子供たち

 延岡市野田町の西階幼稚園(森美智恵園長)と南方小学校(阿部泰宏校長)の合同芋掘り体験が10月26日、同小近くの畑であり、園児40人と5年生132人が収穫を楽しみながら交流を深めた。

 畑は、双方の評議員を務める甲斐俊行さん(78)所有の「幼小連携食育ファーム」(254平方メートル)。園児と児童によるサツマイモの苗植えと収穫の場として、2007年から無償で提供されている。

 ファームに集まった子供たちは秋晴れの下、甲斐さんの「がんばろー!」の掛け声を合図に一斉に芋掘りを開始。教職員らにスコップやくわで土を起こしてもらいながら約1時間の作業に挑み、〃大物〃を掘り当てるたびに喜びの声を上げていた。

 積み上げられたサツマイモは約250キロ。「例年より100キロも多い」と甲斐さんが目を丸くするほどの豊作を全員で喜んだ。

 請関航士ちゃん(4)は「天ぷらや焼き芋が大好き。家で作ってもらっておいしく食べたい」。双子の森永翔さんと彩七さん(11)は「手伝ってあげた園児たちがとても楽しそうだったのでよかった」とにっこり。この日の成果を子供たちに提供した甲斐さんは「これを機に農業に関心を持ってくれる子供が一人でも増えてくれるとうれしい」と話した。

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