本紙掲載日:2023-11-06
(3面)

徐福伝説の地をウオーク

笑顔で出発する「徐福さん招福ウオークラリー」の参加者

招福ラリーに約120人参加

 不老不死の薬を求め、中国から渡来したとされる徐福伝説が残る延岡市の今山(旧名・蓬莱山)を舞台にした「徐福さん招福ウオークラリー」が4日に行われ、幼児から高齢者まで約120人が心地よい汗を流した。延岡徐福伝説伝承会(植田恒雄会長)内の実行委員会(森山慎作実行委員長)主催。

 一行は、高千穂通の今山八幡宮徐福堂(今山恵比須神社前広場)前から、一定人数ごとに時間を区切りながら出発。今山公園(山下町)―今山大師像(同)―富美山郵便局(富美山町)―延岡望幼稚園(中川原町)のチェックポイントを経由してスタート地点に戻る約4キロのコースを思い思いのペースで歩いた。

 発着点ではマスコットキャラクターのジョフ君らがエールを送り、ゴール後には福引などのイベントもあった。

 市内から親子で参加した会社員稲田貴広さん(39)は「地元にいて徐福伝説をよく知らなかったので、少しでも分かればと思い、子どもとも楽しめそうなので参加しました」。息子の葵斗さん(6)は「頑張って最後まで歩きたい」と張り切っていた。

 同伝承会によると、今山には紀元前220年ごろ、秦の始皇帝の命を受けた徐福が不老不死の薬草を求めて渡来し、「医」「工」「農」などの大陸文化が初めて入った地ともいわれ、徐福が船をつないだと伝えられている「徐福岩」が残っている。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/