本紙掲載日:2023-11-06
(6面)

延岡で「伝統文化まつり」

子どもたちが練習の成果発表

 延岡市の「伝統文化まつり」が3日、同市天神小路の延岡城・内藤記念博物館で開かれた。「文化の日」に合わせて、親子教室を通じて活動する団体の発表の場と、子どもたちが楽しく文化に触れる機会づくりに開いたイベントで、多くの親子連れでにぎわった。

 文化の日は例年、カルチャーゾーンフェスタを開催していたが、今年は会場の中核となる同市社会教育センターの壁改修工事が行われていることから、フェスタを延期(予定)し、同記念博物館が伝統文化まつりとしてイベントを企画した。

 屋外ステージでは「倭伝太鼓の会」(坂本匡由代表)の倭伝太鼓の演奏が披露され、小・中学生、高校生が巧みなばちさばきで、勇壮な太鼓の音を響かせた。延岡日本舞踊親子教室(花柳慶次松代表)の演舞では、教室で体験した小学生らが4グループに分かれ、「まりと殿様」「祝い獅子」の舞を披露した。

 また、和室棟では表千家径友会若草茶道教室(小田郁子代表)の「こどもの秋の茶会」があり、教室に通う着物姿の子どもたちが来場者をお菓子とお茶でおもてなし。計6回の茶席はいずれも人気で、多くの親子連れが掛け軸や季節の花、菓子の味を楽しみながら茶道文化に触れていた。

 このほか、和室棟では「ひと針の布工房」(川崎えつ子代表)が伝統文化親子教室で幼稚園児や小中学生が制作した刺しゅうを施したエプロンや手提げ袋などを展示。「やまびこクラブ」の書道作品の展示も行われていた。

 博物館では、館内を巡って答えを探す歴史クイズラリーや文化財をモチーフにしたキャラクターの塗り絵に挑戦すると、くじ引きの結果に応じたお菓子がもらえるイベントも盛況。くじ引き会場は多くの子どもでにぎわっていた。

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