本紙掲載日:2023-11-06
(7面)

本の魅力に触れる

秋のとしょかんまつり−日向

 日向市春原町の市立図書館(東久美館長)で10月29日、本の魅力に触れてもらう「秋のとしょかんまつり」があり、子どもから大人まで多彩なイベントを楽しんだ。

 「春のとしょかんまつり」と年2回開いており、春は子ども向け、秋は大人も楽しめる内容になっている。

 気に入った本を持ち帰ってもらう「ブックリサイクル」をはじめ、館内の普段入ることのできない場所を探検するツアー、絵本などは使わず声だけで語る「すばなし」、世界各国のボードゲーム体験など、どれも人気だった。

 また、図書館ボランティア「エンターテインメントサークルひむか」(林田慎吾代表、5人)は大型絵本と紙芝居を読み聞かせた。昨年5月の「春のとしょかんまつり」でデビューし、今回で春秋通して4回目の登場。

 中でも大きなネコのおじさんと、ネコの恐ろしさを知らない子ネズミたちのかみ合わないやり取りを楽しく描いた絵本「にゃーご」(宮西達也作絵)は盛り上がった。

 子どもたちは子ネズミたちに「あ〜食べられちゃう」「逃げないとだめだよ」と必死に呼び掛け。冷や冷やしながらも、心温まる結末に大人も一緒に癒やされていた。

 両親、姉、弟と家族5人で訪れた村田涼風さん(9)=塩見小3年=は「『にゃーご』が一番面白かった」とにっこり。母親の珠枝さん(39)は「子どもの心をつかんでいましたね。大人も笑わせてもらいました」と話した。

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