本紙掲載日:2023-11-08
(2面)

地域と合同で避難訓練−災害時の行動確認

校舎外付けの階段を上る児童ら(2日、熊野江小学校)

地震・津波、校舎の屋上へ!

◆熊野江小・南浦中

 延岡市立熊野江小学校(内田由美子校長、4人)と南浦中学校(濱下裕二校長、13人)、熊野江地区合同の避難訓練は2日、熊野江小学校であり、児童生徒と地域住民が有事の際の行動を確認した。

 同日実施の県民一斉防災行動訓練「みやざきシェイクアウト」に併せて行われ、救命胴衣を身に着けた両校の児童生徒と住民20人が参加。午前10時前に日向灘沖で震度6強の地震が発生したとの想定で、避難を呼び掛ける訓練放送が校内、地区内で流れると、参加者は一斉に熊野江小の校庭へ集合した。

 集まった参加者にはすぐに大津波警報が伝達され、全員が3階建て校舎に外付けされた階段を使って屋上へと移動。屋上では市危機管理課の職員による講話があり、指定避難場所や避難に要する時間を改めて確認するなど災害対応への意識を高めていた。

 内田校長は「いつくるか分からない災害に備えるため、1秒でも早く行動できるよう心掛けてほしい」、熊野江地区の堀田祐吉区長は「避難場所は学校を含めて数カ所ある。適切な場所を判断するためにもしっかりと事前の把握を」と呼び掛け。熊野江小6年の萱野達成さんは「もし夜中に大きな地震が起こってもしっかりと避難できるよう普段から気を付けるようにしたい」と話した。

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