本紙掲載日:2023-11-08
(6面)

プロの演奏に感動−恒富中で室内楽の鑑賞教室

室内楽を披露した(右から)前田さん、松口さん、杉浦さん

 延岡市立恒富中学校(佐藤省吾校長、228人)は10月19日、同校体育館で鑑賞教室を開いた。日本各地で活動する演奏家を招き、全校生徒はピアノと弦楽器の室内楽を楽しんだ。

 来校したのは松口理子さん(ピアノ)、杉浦愛佳さん(バイオリン)、前田柚子さん(ビオラ)。同校で音楽を教えている西浦夏歩教諭と同じ大学を卒業し、当時から親交があったことから鑑賞教室への出演が実現した。

 鑑賞教室は2部構成で行われた。第1部は人気アニメの主題歌「紅蓮華」で幕開き。続けて、3人が自己紹介をし、エルガー作曲の「愛の挨拶(あいさつ)」やチャイコフスキー作曲の「メロディ」などのクラシック音楽をそれぞれの楽器で演奏。生徒は異なる楽器の音色に静かに耳を傾けていた。

 また、生徒がバイオリンに触れる時間もあり、杉浦さんと前田さんから楽器の構え方や弾き方などのレクチャーを受けながら「きらきら星」をゆっくりと奏でた。

 第2部は、西浦教諭と松口さんがブラームス作曲の「ハンガリー舞曲」でピアノの連弾を披露。その後、質問コーナーの時間が設けられ、生徒は3人にさまざまな質問をした。中には曲をリクエストする場面もあり、即興で演奏すると大きな拍手が送られた。最後は3人が同校の校歌をアレンジして演奏し、生徒が演奏に合わせて歌って締めくくった。

 生徒を代表して2年生の安藤百花さん(14)は「プロの生演奏に感動した。鑑賞教室を通して音楽への興味がさらに高まり、貴重な経験ができてとてもうれしい」と礼を述べた。

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