本紙掲載日:2023-11-09
(3面)

生命、財産は自ら守る−各地で防火意識啓発

2023年度「秋季火災予防運動」のポスター(消防庁)

9日から−秋季全国火災予防運動

 秋季全国火災予防運動が9日から始まった。統一標語は「火を消して不安を消してつなぐ未来」。空気が乾燥し、火災が発生しやすい時季を迎えることから、県北の3消防本部では庁舎に懸垂幕・横断幕を掲げたり、防火ポスターの配布や防災メールを活用した防火啓発などを展開し、火災予防に取り組む。

 重点目標は―斬靄媛仟从の推進乾燥時および強風時の火災発生防止対策の推進J火火災防止対策の推進て団衙媛仟仂殃などの防火安全対策の徹底ダ宿焚从劼糧生防止に向けた取り組みの推進β真瑤亮圓集合する催しに対する火災予防指導の徹底。

 このほか、「地域における防火安全体制の充実」「大規模産業施設の安全確保」の2項目を地域の実情に応じた重点目標として掲げている。

◆リチウム電池火災が増加−延岡市消防本部が注意喚起

 延岡市消防本部予防課によると、近年では全国的にリチウムイオン電池からの出火による火災が増加傾向という。

 同電池は、スマートフォンやノートパソコン、タブレットなどに使用されており、変形や破損などがあると充電中などにショートし、発火する可能性が高いという。過去には長時間充電や製品を乱暴に扱ったことによる出火、非純正バッテリー使用とみられる出火の例などがある。

 同本部は対策として、\宿覆剖い衝撃を与えない高温になる場所に放置しないD蠅瓩蕕譴申偲妬法に従うに陳イ簇熱、異臭がする場合などは使用しないゼ莪契睫製颪鯑匹漾適正に使用する捨てる際は公共施設や電器店の回収ボックスなどに持ち込む――の6点で注意を喚起。

 このほか、充電器を取り付けるコンセントについても「定期的にほこりを清掃し、不必要なプラグは抜いてほしい」としている。

 柳田君彦予防課長は「これからは空気が乾燥し、火災が発生しやすくなる時季」と強調した上で、「高齢者を中心とする死者の発生を減らすこと、財産の損失を防ぐことが大きな目的。今回の火災予防運動を機に、さらに防火意識を高めてほしい」と話していた。

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