本紙掲載日:2023-11-09
(2面)

行政相談委員−苦情の解決に貢献

総務大臣表彰を受賞した行政相談委員の弓削美穂子さん(中央)=提供写真=

弓削さん(門川)に総務大臣表彰−町役場で伝達

 2007年4月から約16年6カ月にわたって行政相談委員を務めている門川町担当の弓削美穂子さん(74)が、国民の行政に対する苦情の解決に貢献したとして総務大臣表彰を受けた。

 行政相談委員は総務大臣から委嘱された民間有識者で、全国に約5千人、県内には61人(10月1日現在)が配置されている。

 地域住民から行政に対する苦情などの相談を受け付け、相談者に助言を行ったり、苦情の対象となった関係行政機関に具体的な改善を働き掛けたりする重要な役割を担う。

 弓削さんが取り扱った事例としては、通学路になっていた町内のある道路について「スピードを出す車が多いので、制限速度を変更してほしい」との相談を受けて、現地を確認。相談の通り、スピードを出す車が多く見られたため後日、近隣地区の区長とも協議し、その結果、警察署に要望書が提出され、昨年度、制限速度が時速50キロから40キロへと変更された。このほか、多くの苦情の解決に貢献してきた。

 表彰伝達式は1日、町役場であり、山室浩二町長立ち会いの下、総務省宮崎行政監視行政相談センターの真鍋政信所長が表彰状を贈呈。弓削さんは「これからも健康に気を付けながら行政相談委員を続けていきたい」と話した。

 なお今年度は県内で、弓削さんのほか国富町担当の行政相談委員渡邉豊さんにも総務大臣表彰が贈られた。

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