本紙掲載日:2023-11-09
(7面)

地区内外の人で大にぎわい

4年ぶり、黒岩秋まつり

 第20回黒岩秋まつりが5日、延岡市大野町の河川敷グラウンドで行われ、地区内外から訪れた人でにぎわった。黒岩地区連絡協議会(区長会)が実行委員会を組織して毎年開催していたが、新型コロナの影響を受けて、2019年以来、4年ぶりに行われた。

 開会前にはヤマメのつかみ取り大会があり、幼児と小学生が特設のいけすで大奮闘。保護者らの応援を背に、約100匹用意したヤマメはあっという間にすべて生け捕りにされた。

 オープニングでは中国整体師の李琳さんが、黒岩地区の五穀豊穣(ほうじょう)と厄払いを願って獅子舞を披露。地元の子どもたちも伴奏に参加して盛り上げた。また、黒岩小中学校の児童生徒が校歌などを合唱。澄んだ歌声を響かせると会場は大きな拍手に包まれた。

 秋まつり実行委員会の甲斐今朝夫会長は、開会式で「コロナ禍を経て4年ぶり。手探り状態だったが開催できることを地区民を挙げて感謝したい。他地区の皆さんと交流を図りながら、黒岩地区の活性化につなげられればうれしい」とあいさつした。

 ステージでは福岡市で芸能活動をしている藤崎みくりさん(延岡市出身)が、客席と掛け合いをしながら歌と踊りの元気なパフォーマンスを展開。地域対抗のカラオケ大会や踊りの披露もあり、喝采を浴びていた。

 食べ物の出店も並び、店には長い行列ができ、地元の新米を使ったおにぎりなども好評だった。終盤には約60キロの紅白もちまきで客席を沸かせたほか、豪華景品が当たる抽選会もあり、来場者は終始まつりを楽しんでいた。

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