本紙掲載日:2023-11-09
(8面)

高校・大学進学に向けて

大分大教授が講話-恒富中

 延岡市立恒富中学校(佐藤省吾校長、228人)でこのほど、大学教授を講師に招いての進路講話があり、3年生84人が大学生の生活や進学の方法などについて耳を傾け、将来について考えた。

 講師は、大分大学教育学部の麻生雄治教授(英語科教育専門)。中学や高校と大学の違い▽授業▽アルバイト▽住む場所▽留学▽大学を選ぶときの基準▽大学で学ぶために今、学ぶべきことなど、生徒が興味を持ちやすいテーマを中心に話した。

 このうち授業については、1こま90分と、中学や高校(50分)の1・8倍もある一方、自分で受ける講義を選択し、時間割をつくることができることや、座学だけでなく、技術を磨くための実習があることなどを説明。「資格取得などのため、ダブルスクールの学生も多い」として昼間は大学で講義を、夜間や週末などはアナウンススクールや公務員専門学校、英会話教室などに通って勉強している学生がいることも紹介した。

 また、自身も米国と英国の計7校に留学した経験から、「留学に行く学生も多い。友達が世界にできる」と勧めた。

 大学進学は普通科だけでなく、高等専門学校からの編入、実業高校からの進学も増え、全体の5、6割が大学に進んでいるとして、「何歳で行くかは分からない。仕事に就いてから行くのもありだし、いつ行ってもいい」と紹介した。

 「あまり大学進学を考えていなかった」という煙山依吹さん(14)は、「専門的なことを大学で学ぶこともいいことだと思った。中学や高校で基本的な知識やコミュニケーション能力を付けられるよう、頑張っていきたい」と話した。

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