本紙掲載日:2023-11-10
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11日から椎葉平家まつり

日向市役所を訪れ祭りをPRした山中さん(左)と尾前さん。中央は村のマスコットキャラクター「おつるちゃん」

12日は大和絵巻武者行列

 「椎葉平家まつり」は11日から、同村役場横の中央ステージを主会場に開かれる。4年ぶりの開催を前に、鶴富姫役の山中麻琴さん(27)と観光しいばの尾前白華さん(21)は「多くの人にお越しいただき、椎葉の魅力を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。同実行委員会主催、夕刊デイリー新聞社など後援。

 平家と源氏による最後の決戦「壇ノ浦の戦い」から800年に当たる1985年の初回から台風災害による一時中断、コロナ禍を経て今年で38回目。例年、3日間にわたって開催していたが、今回から2日間の日程で行われる。

 初日の11日は午後6時から鶴富姫法楽祭。椎葉村上椎葉出身の山中麻琴さん=小学校教諭、延岡市在住=扮(ふん)する鶴富姫が迎えのこしに乗り、鶴富屋敷から村役場横の中央ステージへ。

 かがり火に照らされた上椎葉街道を進み、ステージで待つ高庄悠悟さん(34)=県東臼杵農林振興局椎葉駐在所、同村下福良在住=が役を務める那須大八郎との逢瀬(おうせ)を再現する。

 12日はメインの「大和絵巻武者行列」。源氏と平家、観光しいばの尾前白華さん=保育士、同村不土野在住=も加わり、地元の子どもや神楽保存会らでつくる約300人の行列が豪華絢爛(けんらん)な衣装で上椎葉街道を練り歩く。

 2日間は、約千台分が駐車可能な河川敷駐車場など、周辺の4カ所に駐車場を用意する。なお、昨年の台風14号の影響で国道や県道では復旧工事が行われており、公共交通機関での入村はできない。自家用車の場合は、山都町馬見原五ケ瀬町経由または、美郷町南郷区―中山経由を勧めている。

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