本紙掲載日:2023-11-10
(2面)

ワクワクを探しに行こう

倉本さん(右)に教わりながら、ハイボール作りに挑戦する参加者

縁をつなぐ―「えんぱく」スタート

 延岡市を中心に、県北の交流体験プログラムを提供する「延岡のご縁をつなぐ博覧会『ひむかのくにえんぱく2023』」が、今月2日からスタートした。秋季版は来月10日まで、通年版は来年10月31日まで開かれ、バラエティーに富んだ活動を体験できる。

◆秋季版は来月10日まで

 主催はえんぱく実行委員会(実行委員長・米田昌樹延岡商工会議所副会頭)。地元のさまざまな地域資源をプログラムという商品にすることで、まちの魅力を掘り起こし、地域の価値を高め、まちの元気につなげようと2010年に始まった。

 テーマは「HIMUKAまるごと玉手箱〜わたしのワクワクをさがしに行こう〜」。県北9市町村すべてと大分県佐伯市を会場に秋季版は40プログラム、通年版は7プログラムが用意されており、参加者とプログラムを提供する「誘い人」、地域との縁をつなぐ。

 初日の2日に延岡市船倉町のBARNAKED(ネイキッド)であった「お家(うち)で美味(おい)しいハイボールを作ろう」には市内の5人が参加。店主でバーテンダーの倉本正幸さん(57)が「誘い人」になり、プロの技を惜しみなく伝授した。

 倉本さんは、グラスに入れた氷をかき混ぜてしっかりと冷やした後、ウイスキーを注ぎ、氷と「こねる」ことで香りが立つことや、炭酸水の注ぐ位置など、実際に手本を見せて細かく説明。1人ずつカウンター内に入り、倉本さんから手ほどきを受けた。

 自分で作ったものと、倉本さんが作ったものを飲み比べた参加者は一つ一つの工程の大切さを感じた様子。木村里美さん(49)は、「身近に飲んでいるハイボールだが、プロから一通り習うと違った。ほかのお酒も習ってみたい」と話していた。

 えんぱくへの参加は、すべてのプログラムで事前申し込みが必要。誘い人に電話をするか、公式ホームページから、インターネット予約を行う。問い合わせは、えんぱく実行委員会事務局(箟箍20・0008)。

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