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島野浦学園の中学生に
◆「相手への感謝、尊敬の気持ちを持つ」 延岡市島浦町の島野浦学園(中原伸一校長)後期課程(中学生)の生徒8人は9日、旭化成柔道部のレジェンド2人から柔道の授業を受けた。全日本柔道連盟の授業支援事業で、アトランタ五輪で兄弟そろってメダルを獲得した中村行成さん(51)と兼三さん(50)が、〃金言〃も交えながら丁寧に指導した。 全柔連の「メダリストによる保健体育科武道(柔道)授業支援事業」。島野浦学園は県教委を通じて応募し、実施校に選ばれた。事業は昨年度から本格的に全国展開しており、中村さんたちは前日まで、鹿児島県鹿屋市、宮崎市でも授業を行った。 旭化成柔道部は今年度から、延岡市内で体育の授業への協力を行っているが、今回は別の取り組み。全柔連の事業で、旭化成ゆかりの選手が市内の中学校で指導するのは初めてだった。 長兄の佳央さんを含め全員が旭化成所属の中村3兄弟として知られ、1996年のアトランタ五輪は3人そろって出場。兼三さん(71キロ級=現旭化成柔道部総監督)が金メダル、行成さん(65キロ級=同アドバイザー)が銀メダルに輝いた。 授業は、柔道着の着方から、「柔道は一人ではできない。相手への感謝、リスペクトの気持ちを持つこと」と兼三さん。お辞儀の仕方など礼法を学び、準備運動から始まった。 最も力を入れたのは受け身。「一度身に付けると、自転車に乗ることと同様、自然にできるようになる」と、突然の衝撃から頭を守るすべを学んだ。 寝技や立ち技も基礎を実践。大腰や支え釣り込み足などの指導では「相手の力を利用する」「下半身からの安定が重要」など細かく指導した。 練習前に「安全に体を動かし、柔道の楽しさ、魅力を身近に感じてもらえれば」と話していた兼三さん。中学生へ「自分は寝技が得意で投げ技よりも寝技で一本が取れるよう磨いた。自分の短所より、長所を伸ばしていってほしい」。 「柔道を好きになることが一番。好きになり自分で考えやっていくことで、勝てるようになり、応援してくれる人への感謝なども出てくる」と話した行成さんは、銀メダルを持参し、生徒たちは実際に手で触れた。「皆さんも柔道でな くてもいいので、何かのメダルを目指してほしい」と語った。 9年(中学3年)の西口政太朗さんは「映像で見るより、音も入るまでのスピードも迫力があった。技には一つ一つの意味があり、難しさも感じた。礼儀や受け身などいざというときに役立てられれば」と感心していた。
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島野浦学園の中学生に
◆「相手への感謝、尊敬の気持ちを持つ」
延岡市島浦町の島野浦学園(中原伸一校長)後期課程(中学生)の生徒8人は9日、旭化成柔道部のレジェンド2人から柔道の授業を受けた。全日本柔道連盟の授業支援事業で、アトランタ五輪で兄弟そろってメダルを獲得した中村行成さん(51)と兼三さん(50)が、〃金言〃も交えながら丁寧に指導した。
全柔連の「メダリストによる保健体育科武道(柔道)授業支援事業」。島野浦学園は県教委を通じて応募し、実施校に選ばれた。事業は昨年度から本格的に全国展開しており、中村さんたちは前日まで、鹿児島県鹿屋市、宮崎市でも授業を行った。
旭化成柔道部は今年度から、延岡市内で体育の授業への協力を行っているが、今回は別の取り組み。全柔連の事業で、旭化成ゆかりの選手が市内の中学校で指導するのは初めてだった。
長兄の佳央さんを含め全員が旭化成所属の中村3兄弟として知られ、1996年のアトランタ五輪は3人そろって出場。兼三さん(71キロ級=現旭化成柔道部総監督)が金メダル、行成さん(65キロ級=同アドバイザー)が銀メダルに輝いた。
授業は、柔道着の着方から、「柔道は一人ではできない。相手への感謝、リスペクトの気持ちを持つこと」と兼三さん。お辞儀の仕方など礼法を学び、準備運動から始まった。
最も力を入れたのは受け身。「一度身に付けると、自転車に乗ることと同様、自然にできるようになる」と、突然の衝撃から頭を守るすべを学んだ。
寝技や立ち技も基礎を実践。大腰や支え釣り込み足などの指導では「相手の力を利用する」「下半身からの安定が重要」など細かく指導した。
練習前に「安全に体を動かし、柔道の楽しさ、魅力を身近に感じてもらえれば」と話していた兼三さん。中学生へ「自分は寝技が得意で投げ技よりも寝技で一本が取れるよう磨いた。自分の短所より、長所を伸ばしていってほしい」。
「柔道を好きになることが一番。好きになり自分で考えやっていくことで、勝てるようになり、応援してくれる人への感謝なども出てくる」と話した行成さんは、銀メダルを持参し、生徒たちは実際に手で触れた。「皆さんも柔道でな くてもいいので、何かのメダルを目指してほしい」と語った。
9年(中学3年)の西口政太朗さんは「映像で見るより、音も入るまでのスピードも迫力があった。技には一つ一つの意味があり、難しさも感じた。礼儀や受け身などいざというときに役立てられれば」と感心していた。