雌「こうみほの１」が優等首席

第１９３回ＪＡ高千穂地区畜産共進会

◆団体１位は田原

　ＪＡ高千穂地区（佐藤友則組合長）の第１９３回畜産共進会は１０日、高千穂町三田井の高千穂家畜市場で開かれた。高千穂、岩戸、上野、田原、日之影、五ケ瀬地区から選ばれた雌の子牛４８頭を審査し、林秋廣さん（７１）＝同町河内＝の「こうみほの１」が優等首席に輝いた。地区別の団体成績は田原が３５点で１位だった。

　こうみほの１（父＝二刀流、母の父＝耕富士、日齢２８５日、体重２８０キロ）は「発育良好で体積に富み、均称に優れる。輪郭鮮明で品位もあり、種牛性の高い牛」などと評価された。

　昨年１０月に開かれた第１２回全国和牛能力共進会鹿児島大会３区（若雌２）で優等首席を獲得した「こうみほ」の血統。林さんは「今まで考えていた『母牛の遺伝が大切』という持論が証明されたようでうれしい。手間を惜しまず良い牛を育て続け、相場の上昇を願いたい」と喜んだ。