１２日まで会員書作展－延岡書道連盟

平和・健康願う言葉の数々

　延岡書道連盟（稲垣素豪会長）の第３８回会員書作展が１１日から、延岡市本小路のカルチャープラザのべおかで始まった。高校生～８０代の会員らが書いた作品１４７点を展示している。１２日まで。来場を呼び掛けている。入場無料。

　会場には、行書や草書、篆（てん）書、隷（れい）書、行草体、調和体などさまざまな書体、大きさの作品がずらり。この日のために、半年以上かけて作品を仕上げた会員もいるといい、今年も力作がそろった。

　今もなお影響を与えている新型コロナウイルスや、戦争や紛争が各地で起きている世界情勢などつらいニュースが多い中、「平和を願う言葉、健康を望む言葉を書いた会員が多い。皆さんに見てもらい、共感してもらえるのではないか」と稲垣会長（６４）。

　また、会員が講師を務める「さざんぴあ」の教室生や、「はまゆう園」の利用者が友情出品した作品もある。

　稲垣会長は「健康や平和でないと活動できないのだと、感謝しながら書いた作品です。見に来ていただいた方々に少しでもホッとしていただけたら本望です」と話した。１１日は午後５時まで。１２日は午前９時～午後４時。