本紙掲載日:2023-11-14
(2面)

看護師へ、また一歩

厳かに戴帽式−日向看護高等専修学校

 日向看護高等専修学校(松岡敬子校長)の第58回戴帽式が8日、日向市上町のベルフォート日向であり、1年生21人(女子14人、男子7人)が看護師への志を新たにした。

 戴帽式は、入学後、一定の基礎教育を履修した学生に改めて希望と決意の自覚を促すための通過儀礼。照明を暗くし、厳かな雰囲気で行われた。

 女子学生に「愛を持って患者に仕える」という思いが込められたナースキャップ、男子学生には胸元のポケットにハンカチが納められた後、「看護の精神を象徴する光」とされるナイチンゲール像のともしびから自分のキャンドルに点灯。全員で「ナイチンゲール誓詞」を唱和した。

 松岡校長は「医学的な技術ばかりにとらわれず、本来の看護の役割の目的は何であるかを意識して学べば実習は有意義なものになる。看護のあるべき姿や実践を学び、病気の方々の回復に貢献できる看護師として活躍できることを確信している」と述べた。

 また、日向市東臼杵郡医師会の千代反田晋会長は「これから先、目標とする看護の職に就くためには、日々進歩する医療技術への学びを怠ることなく続けることはもちろんのこと、看護職として慈愛に満ちた豊かな人間性を養うことも大切な要件となる」と激励した。

 戴帽式を終えた片伯部直寛さん(35)は「うれしい気持ち。病院での仕事、学校の授業、テスト勉強と大変だが充実している。思いやりのある看護師になれるよう頑張りたい」と話した。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/