本紙掲載日:2023-11-14
(4面)

三陸・常盤の水産業を応援

三陸・常磐地域の水産品が使われた定食を味わう宮崎銀行の行員(6日、宮崎銀行本部)

食材使った昼食を食堂で提供−宮崎銀行

 三陸・常磐地域の水産業の復興や発展を後押ししようと、宮崎銀行(杉田浩二頭取)は6〜8日の3日間、宮崎市の同行本部棟従業員食堂で、宮城県石巻市の石巻港で水揚げされた金華サバなど水産品8種を使った昼食を提供した。

 経産省などが、東京電力福島第一原子力発電所の処理水に関する風評の払拭と、消費の拡大などを目的に立ち上げた「魅力発見!三陸・常磐ものネットワーク」に参加。水産品はネットワークから仕入れた。

 6日は、金華サバの炊き込みごはんや桜エビだしのみそ汁、サメの水揚げ量日本一を誇る気仙沼市の名物「ふかカツ」の定食を提供。昼食時になると、多くの行員が三陸・常磐地域産の海の幸を堪能した。

 ちなみに、7日は戻りガツオの竜田揚げ(油淋ソースがけ)とフカヒレスープ、8日は真タラフライと三陸ホタテのコロッケ(タルタルソースとレモン添え)、アオサの吸い物などが提供され、行員の胃袋を満たした。

 人事部の笹原健太さん(34)は「地域の特産品はもちろん、口蹄(こうてい)疫などで風評被害に遭った県民として消費を支えていきたい。処理水の風評被害がなくなることを願っている」と話していた。

 同ネットワークによると、参加企業は10月30日時点で1098社。参加すると、社員食堂に同地域の水産品を使ったメニューを導入できるほか、弁当の購入やキッチンカーの派遣などのサービスが利用できるという。

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