本紙掲載日:2023-11-14
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青の國若山牧水短歌大会−大賞に桑原環世さん(群馬)

「今此処に居ることも多分旅だろう宇宙の隙間に卵を落とす」

◆小学生の部最優秀賞・川村栞愛さん(日知屋東小4年)
「帰り道木の葉ひらひら一まいがわたしのぼうしに静かにすわる」


 日向市は9日、「第13回青の國若山牧水短歌大会」の入賞作品を発表した。青の國短歌大賞は群馬県沼田市の桑原環世さんが詠んだ「今此処に居ることも多分旅だろう宇宙の隙間に卵を落とす」が選ばれた。

 県北からは、小学生の部で最優秀賞に川村栞愛さん(日向市日知屋東小4年)の作品「帰り道木の葉ひらひら一まいがわたしのぼうしに静かにすわる」が選出された。

 大会は小学生の部、中学生の部、高校生の部、一般の部自由題、同題詠の5部門で作品を募った。応募数は小学生の部が833首、中学生の部1443首、高校生の部1261首、一般の部(自由題)647首、同(題詠「海」)652首の5部門合わせて4836首。

 選歌は、一般の部自由題を若山牧水記念文学館(同市東郷町)館長で歌人の伊藤一彦さん、同題詠と小・中・高校生の各部門を歌人の大口玲子さん(宮崎市)が務めた。審査の結果、全部門を通じた青の國短歌大賞をはじめ、各部門の最優秀賞、優秀賞、優良賞、佳作が決まった。

 表彰式は12月17日午後1時半から、市中央公民館で行われる。

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