本紙掲載日:2023-11-15
(1面)

教育、農業などの分野で連携

協定書を手にする読谷山市長と中瀬学長(中央左)、澤野教育長ら

延岡市・市教委・南九大

 延岡市と市教育委員会、南九州大学(中瀬昌之学長)は10日、包括連携協定を締び、教育・学術研究の発展と成果の活用、農林業の持続的発展、学生のインターンシップやボランティアなどの分野で連携協力していくことを申し合わせた。

 同大学は都城市と宮崎市にキャンパスがあり、子ども教育と環境園芸、管理栄養、食品開発科学の4学科を開設。9月には子ども教育学科の学生が延岡市教委主催「インターンシップ×大学リーグ」に参加し、市内小学校での学習支援ボランティアや学校教育についての学生討論を体験した。

 また、環境園芸学科は教員が市都市景観審議会の委員として、延岡植物園の景観計画策定や造園関連コンクールの審査に参画。現在は同学科の学生が、市主催「のべおか里山塾」に参加し、有害鳥獣を人里に入れないための知識や中山間地域の暮らしなどを学んでいる。

 延岡市役所で開かれた協定締結式で読谷山洋司市長は、農業分野に対し「優れた英知を得て持続可能な地域づくりに努めたい」。教育分野でも「さらにご意見、ご指導を頂き大学の成長にもつながれば」と期待を込めた。

 澤野幸司教育長は、学生の専門性が教員の資質向上にも寄与していると感謝し、「末永くコミュニケーションしながら取り組みたい」と希望。中瀬学長も「さまざまな形で連携させていただき、若者の育成と延岡市を中心とした地域活性化に、手を携えながら取り組ませていただければ」と力を込めた。

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