本紙掲載日:2023-11-16
(2面)

前へと進む活力に−

五ケ瀬町でコロナ復興イベント

◆町制65周年の祝祭も兼ねて

 五ケ瀬町のコロナ復興イベント「U―GO・KA・SE!!ごかせ」が11日、町総合公園Gパークであり、町内外の家族連れらでにぎわった。主催は同実行委員会(委員長・小迫幸弘町長)。

 2019年以降、約4年にわたったコロナ禍からの復興をはじめ、町が目指す脱炭素社会とDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を目的に初開催。21年に自粛のあおりを受けて断念した町制施行65周年記念の祝祭も兼ねて行われた。

 会場には町内外28団体による出店が軒を連ね、飲食物のほか、釜炒(い)り茶、シイタケ、五ケ瀬ワインなどの特産品を販売。姉妹都市盟約を結ぶ北海道新得町のそばやフリーズドライチーズも並んだ。

 林業機械の操縦、木工体験コーナー、ドローンやロボット芝刈り機の展示・実演、再生可能エネルギーの大切さを伝える手作り風車の配布などは子どもにも好評だった。

 ステージプログラムは郷土芸能「五ケ瀬太鼓『流鼓』」でスタート。国指定重要無形民俗文化財「荒踊」、アートパフォーマー・カラリズムリサさん(福岡県出身)のパフォーマンス、モノマネタレント・中垣みなさんのショーなどで盛り上がったほか、隣接するGドームでは新得町発祥の屋内競技「フロアカーリング」の体験もあり、楽しそうに競う来場者が絶えなかった。

 五ケ瀬町に住む親戚の誘いで来場したという熊本県の吉留淳さん(48)は「まさにコロナ禍からの復興。こんなに人が集まってにぎわう様子を見ていると、未来に希望が湧いてくる」と笑顔。小迫町長は「新型コロナウイルスや台風の影響もあり、久しぶりのイベント。何となく元気を失っていた人も目いっぱい楽しんでいただき、前へと進む活力に変えてほしい」と話していた。

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