北浦中で文化発表会

高校生によるゲスト出演も

　延岡市立北浦中学校（中邨浩一郎校長、５４人）は１０月２１日、同校体育館で文化発表会を行った。ゲストとして聖心ウルスラ学園高校の吹奏楽部を招き、生徒らは先輩たちの卓越した演奏を鑑賞して興味、関心を深めた。

　北浦中は小規模校で、生徒数も減少傾向にあるため、近年は文化発表会で１人が複数の発表に関わるなど生徒の負担が大きくなり、発表内容も充実させることが難しくなっていたという。

　また、優れた文化に触れる機会が少なく、特に文化的活動に取り組む高校生らの姿を間近に見られる環境にもないため、昨年初めてゲストステージを企画し、進学先の一つである延岡学園高の吹奏楽部とダンス部が出演。今年も、先輩たちが通っている聖心ウルスラ学園高に出演を依頼した。

　体育館には生徒の家族らも来場。アニメ映画音楽のメドレーなど、聞きなじみのある曲を織り交ぜた演奏を静かに聴き、１曲演奏が終わるたびに大きな拍手が送られた。

　会場には生徒の絵画や書道、自分たちで製作した手染めのエコバッグやシューズ袋などを展示して学習成果を披露。１年生は職場訪問、２年生は修学旅行で学んだことを報告し、３年生による職場体験学習の発表もあった。