本紙掲載日:2023-11-16
(4面)

雌「ひゅうが193」が優等1席

雌牛の部・優等1席の「ひゅうが193」と黒木さん夫妻

東臼杵郡市畜連11月期子牛郡共進会

◆黒木さん(日向市塩見)は調教賞も受賞

 東臼杵郡市畜産農業協同組合連合会(楠田富雄代表理事)の11月期子牛郡共進会は14日、延岡市櫛津町の延岡家畜市場であった。雌子牛28頭が出場し、生育の程度や立ち姿などを審査。優等1席には黒木敬二さん(54)=日向市塩見=の「ひゅうが193」が選ばれ、黒木さんは調教賞とのダブル受賞を果たした。

 雌牛の部で優等1席になった黒木さんは、昨年1月以来の頂点。「牛の値が下がり、モチベーションも上がらない中、この牛のおかげでモチベーションを保つことができていた。久しぶりのチャンピオン。みんなでステーキでも食べてお祝いしたい」と笑顔だった。

 ひゅうが193は、父が耕富士、母がゆきこ1で日齢310日。「草をたくさん食べ、あまり手がかからない」といい、「背中と腹の幅が大きくて深みがあり、背中は真っすぐ。そのあたりを評価していただけたのではないか」と黒木さん。

 「せっかく出会えた牛」とこの日に向け、時間を見つけてはシャンプーで洗うなど、「2カ月前から家族みんなで手をかけてきた」。

 牛の値段は下がる一方で餌代は高騰するなど苦しい状況が続いている。「各農家ができる努力はしているが、それでもどうしようもない部分もある。いいときが来ると信じて、地域の人と協力して、危機を乗り切りたい」と前を向いた。

◇団体1位は延岡

 団体成績は延岡市が1位。22、23日には合わせて566頭が出場してセリが行われる。

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