本紙掲載日:2023-11-20
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4年ぶり−上椎葉ダムで観光放流

迫力の上椎葉ダムの観光放流(18日、椎葉村上椎葉ダム)
観光放流を楽しむ観光客(18日、椎葉村上椎葉ダム)

一般公開ファン魅了・椎葉村

 日本初の本格的大規模アーチ式ダムとして知られる、椎葉村下福良の九州電力上椎葉ダムで18日、観光放流が行われた。4年ぶりに一般公開され、県内外から訪れた約250人のダムファンが迫力ある景色を楽しんだ。九州電力宮崎支店、椎葉村共催。

 上椎葉ダムは、1955年に建設された日本で初めての100メートル級大規模アーチ式ダム。ダムファンの中では「閣下」の愛称で知られている。

 この日の放流量は、約9万6千立方メートル分で、競技用50メートルプール約38杯分。午後1時半からダム壁面の両端にある計四つの水門(洪水吐口ゲート)が一つずつ開門され、最大で毎秒40トンの水が噴き出した。

 訪れた人たちは、スマートフォンやカメラで写真を撮りながら迫力ある放水を観賞。ダム構内では「椎葉マルシェ」もあり、ダムカレーや豚汁を食べて暖を取りながら楽しむ人たちの姿もあった。

 福岡県から訪れた渥美雅浩さん(54)は「九州や関東のダムを巡っている。椎葉村に訪れたのも上椎葉ダムも放流も初めて。迫力があって良かった。ダムカレーもおいしかった」と満足そうだった。

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