本紙掲載日:2023-11-20
(2面)

若者の意見をまちづくりに

延岡市議会と聖心ウルスラ学園聡明中・高等部との意見交換会

聖心ウルスラ学園聡明中・高等部

◆延岡市議会−高校生と意見交換

 延岡市議会と聖心ウルスラ学園聡明中学校・高等部との意見交換会が14日、延岡市緑ケ丘の同校であり、市議19人と同校高等部1〜3年生73人が参加、グループごとに延岡の課題について意見を交わした。

 市内高校生との意見交換会は、若者の政治参加への関心を高めるとともに、出された意見を今後のまちづくりの参考にしようと、毎年実施している。

 この日は、市議と生徒が三つの教室に分かれて意見交換し、生徒たちは日々の生活の中で不便に感じていることや、それを踏まえた要望などを次々と発表。中には「延岡市立図書館のトイレが暗い」など、細かな意見も出され、すぐに改善に向けて動き出すことを申し合わせた。

 特に多かった意見は、山下新天街をもっと盛り上げてほしいといううもの。議員は「市政の一番の課題と言っても過言ではない」とうなずき、「駐車場が少ないことが課題の一つとして考えられる」「個人商店を盛り上げるために、まずは世の中を活気付けることが大切」など、それぞれの持論を展開していた。

 高等部の荒武芽吹さん(17)は「直接、議員の方に話を聞いてもらえただけでなく、さまざまなアイデアも頂けて有意義な時間だった。みんなで集まって課題について考えれば、町はもっと良くしていけるんだ、ということが実感できた。議会への関心も高まった」と話していた。

意見交換会は15日、九州保健福祉大学でも開かれた。

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