本紙掲載日:2023-11-21
(7面)

地域との交流深める−アドニス

利用者の懐かしい品々が並んだ「人生の匠展」
スワッグ作りなどの体験コーナーも人気だった

利用者の作品展など通して

 延岡市を拠点に事業展開するアドニス介護支援サービス(田中聖子社長)の「人生の匠(たくみ)展」は5日、同市三ツ瀬町の居宅介護施設・憩いの郷(さと)みつぜと隣接施設であり、利用者の作品展やさまざまな体験コーナーなどを通して地域との交流を深めた。

 アドニスは同町と富美山町を拠点に、小規模多機能型居宅介護や医療介護支援、通所介護、訪問介護などのサービスを提供しており、今年で創業22年目。「皆さまの人生そのものが匠」という利用者への敬いと、地域の支援に感謝を込め、5回目となる同イベントを企画した。

 このうち、介護施設内での作品展には利用者の若かりし日の写真や、国鉄職員時代の思い出の品々、懐かしい映画ポスターのほか、趣味で作りためた人形や手芸品など、それぞれの人柄がにじみ出るような品々がずらり。

 また、隣接の施設では、ドライフラワーのスワッグ(花束の壁飾り)や透明の素材に好みで色づけするステンドの作成体験、美容鍼灸(しんきゅう)やハンドマッサージ、ネイルケア、介護相談のコーナーを用意。紙芝居や歌声喫茶、フリーマーケットもあり、幅広い年代の来場者でにぎわった。

 同グループは支援を必要とする人が困らないよう、コロナ禍の中でも制限なく利用者を受け入れてきたといい、「住み慣れた地域や自宅で暮らしたい方に寄り添っていきたい」と田中社長。地域住民との交流も大切にしていて、「垣根なく触れ合いたいので、いつでも気軽にお立ち寄りください」と呼び掛けている。

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