本紙掲載日:2023-11-22
(7面)

カモミールの香る学校へ

カモミールの苗を植える生徒

東郷学園で苗の植栽と講話

v 日向市立東郷学園(馬場康年校長、116人)で15日、8年生16人が校内の畑に、ハーブの一種で東郷地域特産のカモミールの苗を植栽した。

 東郷町の未来を考える授業の一環。同校は、カモミールの地域特産品化に取り組む東郷まちづくり協議会(鈴野淺夫会長)が協力し、「カモミールの香る学校」を目指している。

 植栽の前に、教室で鈴野会長がこれまでの取り組みについて講話。カモミールを含む11品目の栽培に挑戦したことや、その後も試行錯誤しながら特産品化を目指したことなどを語った。

 この後、畑に移動して苗を植栽。種まきから約1カ月、5センチほどに伸びた苗を育苗ポットから優しく外し、黒いビニールが敷かれた畝に一つずつ丁寧に植えていった。

 参加した稲田勇馬さん(14)は「このカモミールが提供され、高齢者の方や東郷町の方、全国のみんなが笑顔になってくれるとうれしい」と話した。
カモミールは来年春、生徒が花を摘み取り、乾燥などを経て、焼きドーナツ作りの材料として活用される予定。

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