本紙掲載日:2023-11-23
(7面)

夢の翼を広げよう−人形劇まつり

笑顔あふれる−延岡

 わくわくどきどきしながら、心温まる人形劇を楽しんでもらう「人形劇まつり2023」は11、12日、延岡市の延岡総合文化センターであり、子どもたちの笑顔であふれた。のべおか風と土の学校(江原トネ子代表)主催、のべおか文化事業団共催。生の舞台芸術を通して子どもの心に火をともし、大きく夢の翼を広げてもらおうと2018年から開いている。

 明るく日の差す中庭を中心に、会場はカラフルな旗や風船で彩られた。オープニングでは、稲作などの体験活動に取り組んでいる同学校の子どもたちが行進と歌を披露。「人形劇まつり、スタート」と元気に宣言した。

 プロの人形劇団クラルテ(大阪市)が5作品、延岡市のアマチュア人形劇団3団体が3作品を公演した。

 人形劇団クラルテの「森のちいくまちゃん」と「わくわくドッキン!こぶたのりんご」を楽しんだ多田ののはちゃん(6)=同市緑ケ丘=は「こぶたちゃんがかわいかった」とにっこり。

 母親の綾子さん(39)は「プロの人形劇を見るのは初めてでしたが、役者さんの声や動き、いろいろな楽器で奏でられる音楽にびっくりしました。子どももずっとケラケラ笑っていて、とても面白かったです」と話した。

 グリム童話「ホレのおばあさん」を浪曲にのせた少し大人向けの人形劇や、0〜3歳の赤ちゃんとその保護者を対象にした「赤ちゃん劇場」、地球と人間の命のつながりを描いた「トクントクンいのちの旅」も、見る人の心を引き付けた。

 中庭では豚汁、おでんなどが販売され、訪れた人たちは昼食を取りつつ、それぞれにお目当ての作品を楽しんでいた。

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