本紙掲載日:2023-11-23
(3面)

公共工事受注業者が気構え新たに

対面とオンラインを交え開催した国土交通省延岡河川国道事務所安全大会

延岡河川国道事務所で安全大会

 国土交通省延岡河川国道事務所(麻生宏斉所長)の2023年度安全大会が22日、延岡市大貫町の同所であり、公共工事を発注する延岡河川国道事務所と受注業者の関係者約170人が対面とオンライン(遠隔通信)で参加して開かれた。

 同事務所管内の現場施工が最盛期を迎えるこの時期に毎年、関係者が一堂に会して実施。新型コロナ感染防止のため一昨年と昨年はオンライン開催としたが、今回は50人ほどが出席しての対面形式も組み合わせたハイブリッド開催とした。

 開会に際し、麻生所長は「個々の現場で適切な対策を講じていると思うが、このように発注者・受注者問わず一堂に会し、近年のトレンドや事例を踏まえ、工事事故防止に取り組んでいくことも重要」と大会の意義を説明。

 「将来の担い手である若者や女性が安全で安心して働ける魅力ある建設業界となるために、さらに認識をアップデートしていただくようご協力ください」と、2024年問題や働き方改革といった長時間労働の抑制などの職場環境改善を推進していくよう呼び掛けた。

 この後、同事務所や九州地方整備局、延岡労働基準監督署、建設会社、電気・通信会社の担当者が講話。建設現場での労働災害や交通事故の注意点や防止策について事例を交えて説明し、最後に松澤組(本社・門川町)の加門和典さんによる安全宣言を参加者全員で採択した。

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