本紙掲載日:2023-11-23
(9面)

東九州ミドルの左腕−黒木颯樹投手

中学生ソフト−全国育成研修会に参加

◆「ライズボール、アピールを」

 「東九州ミドルソフトボールクラブ」(門川町)に所属する黒木颯樹さん(門川中2年)が24〜26日、愛知県豊田市である日本ソフトボール協会の「全国男子ジュニア育成研修会」に参加する。有望選手の選考が目的で、九州からは地区練習会を経た4人が選ばれた。左腕投手の黒木さんは「得意のライズボールをアピールし、チームの目標『日本一』に向けた経験を得たい」と意気込んでいる。

 日本代表の選手層強化と、国際大会でのメダル獲得を目指した事業で、各地区から選ばれた中学1、2年生が参加。基礎技術・知識の研修を行い、有望選手を選考する。

 黒木さんは172センチ、57キロと細身でまだまだ伸びそうな体型。草川小3年の時に草川ファイターズでソフトボールを始め4年生から投手に。中学では、東九州ミドルと県選抜のエースとしてすでに3度全国大会に出場し、今夏は全国8強に入った。

 武器は今年から、本格的に投げはじめた、浮き上がる「ライズボール」。変化量に自信を持ち、「球が速い人が多かった」。各県の投手が集まった九州地区練習会の中で、全国に推薦される4人に選ばれた。

 「まさか選ばれるとは思わずうれしかった」と笑顔。冬季練習中の現在は、制球力を高めるため、平日も坂道を含めた2、3キロを走り込むなど、下半身強化に努めているという。

 球団ヘッドコーチの岩切竜太郎さんは「まだまだ発展途上で、考えられる力が付けば一気に伸びる。全国から集まる選手の中に飛び込み、いろんな経験をして、成長してほしい」と期待していた。

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