本紙掲載日:2023-11-24
(3面)

県代表選手が市長表敬−延岡

特別全国障害者スポーツ大会

 特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」(10月28〜30日、鹿児島県)に県代表で出場した県立延岡しろやま支援学校陸上部の釣段彬さん(18)と山田楓海さん(同)、延岡市しょうがい者大輪の会の網田清久さん(57)が21日、同市役所を訪れ、読谷山洋司市長に結果を報告した。

 釣段さんは、陸上競技個人種目200メートルで自己ベストを更新し24秒02。人生初の国体にしてチームキャプテンも務め、「みんなをまとめる力が少しは付いてきました。来年も競技を続けて三冠を目指していきたい」と成長を実感した。

 山田さんは「去年の大会(栃木県開催)での悔しさを晴らすことができた。いろいろな方に応援してもらって自分に自信が付きました」と喜ぶ。

 陸上競技を始めて6年。他のメンバーより1日遅れで現地入りをし、緊張を感じる中でも100、200メートル共に自己ベストに近い好タイムで見事3位に入賞した。

 釣段さんと山田さん、他2人の選手でエントリーした男女混合4×100メートルリレーでは49秒をマーク。同種目に出場した県歴代代表チームで過去2番目に速い記録的タイムとなった。

 同校陸上部顧問の田上雄太教諭は「大会を通して一皮も二皮も成長してくれました。後輩たちの目標や希望になってくれる走りでした」と2人を褒めたたえた。

 網田さんは、プラスチック製円盤を投げて円形のゴールを狙い正確さを競うフライングディスク競技に出場し、アキュラシーディスタンス5メートルで10投中6投を入れるも5位。

 「最初のうちは緊張していましたが、いつもの平常心で頑張りました」とディスタンス座位では19メートル37で3位に入賞した。「銅メダルをもらえてうれしかった。来年の佐賀大会こそはもっといい成績を残して金を目指したい」と前向きだ。

 読谷山洋司市長は「延岡から出場した選手の皆さんが素晴らしい成績を収めたということは私たちにとっても誇らしいことです。次の大会に向けて努力を重ねて、一段とたくましく成長された皆さんと再び会えることを楽しみにしています」と激励した。

 男子水泳競技に出場した柳生善康さん(44)は、25メートル自由形15秒19で1位、50メートル自由形35秒40で3位に入賞した。

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