本紙掲載日:2023-11-24
(6面)

宮崎の中高生がつくる平和の集い

26日、戦争体験記朗読や合唱など


 被爆ピアノを聴く会のべおか実行委員会(太田清海実行委員長)は26日午後1時半から、延岡市本小路のカルチャープラザのべおか多目的ホールで「宮崎の中高生がつくるのべおか平和の集い2023」を開く。戦争の記憶が風化しつつある中、高校生以下の若い世代が運営に携わり、延岡大空襲の体験記朗読や合唱、映画上映などを行う。

 戦後78年がたち、戦争経験者も少なくなる中、若い世代に戦争の悲惨さ、平和の大切さを主体的に継承してもらおうと企画。出演、運営を合わせ、未就学児から高校生まで約40人が携わる。

 第1部は小中高生によるステージで、延岡少年少女合唱団が「Orizuru」(弓削田健介作詞、作曲)を合唱。延岡大空襲の体験記朗読、人権と平和を守る若者グループ「HuRP」による活動報告もある。第2部は2020年8月公開の映画「おかあさんの被爆ピアノ」を上映する。

 このうち朗読は、毎年「6・29延岡大空襲を語り継ぐ会」を実施してきた県北地区退職教職員協議会が、体験者から聞いた戦争体験談を脚本化し、朗読劇にしたもの。

 今回、「延岡で起こった戦争を継承し、戦争のない平和な世の中を守り続ける人間になってほしい」との思いを受け、次世代を担う中高校生10人が、朗読劇の一部を上演する。

 「ウクライナや中東で起こっていることを遠い異国で起こっている悲惨な出来事ではなく、自分自身の問題として捉えていくことができれば」と実行委員会。

 入場料は大人1000円、学生500円。未就学児無料。チケットはコープみやざき北小路店、浜町店、財光寺店で販売している。

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