偉大な先輩をしのぶ−坪谷小で牧水ケ丘祭り

児童が歌詠み、歌碑に献酒−日向市東郷町

　歌人若山牧水の母校、日向市東郷町の坪谷小学校（�雕獣Ｍ旅残后■隠郷諭砲韮横尭�、第３８回牧水ケ丘祭りが開かれた。児童が牧水の歌の朗詠や歌碑への献酒を行い、出席した地域の人たちとともに偉大な先輩の遺徳をしのんだ。

　同校は、牧水生誕１００周年記念として１９８５年にＰＴＡや地域住民らが協力し校内に歌碑を建立。同所を「牧水ケ丘」と名付け、翌年から毎年、牧水顕彰活動の中核的な行事の一つとして祭りを行っている。

　牧水ケ丘祭は体育館であり、児童の他、来賓や保護者、地域の人たち約５０人が出席。児童が「多摩川の砂に」や「ふるさとの尾鈴の山の」など牧水の歌を斉唱した。

　あいさつに立った�雕醜残垢蓮■械固�の歴史と伝統を尊びながら「今後も伝統を重ねていけるよう地域とつながりながら活動していきたい」と話した。

　その後、児童一人ひとりが創作短歌を発表したほか、伝統芸能の発表として坪谷神楽を披露した。創作短歌の最優秀賞には山床拓眞さん（６年）が選ばれた。

　祭り後は、牧水ケ丘で歌碑祭もあり、�雕醜残后�黒木秀樹副市長、今村卓也教育長ら来賓が献酒したほか、代表児童も献酒と献花を行った。

　最後は、歌碑に刻まれた短歌「ほととぎす鳴くよと母に起こされてすがる小窓の草月夜かな」を、児童全員で朗詠した。