本紙掲載日:2023-11-27
(3面)

年末に向け安全運転PR

合同交通安全キャンペーンで白バイにまたがる子ども(25日、道の駅北川はゆま)
チラシを配り安全運転を呼び掛ける延岡署員

交通事故防止でキャンペーン−延岡署、大分県警佐伯署

 延岡警察署(黒瀬信太郎署長)と大分県警佐伯警察署(染矢憲康署長)は25日、延岡市北川町「道の駅北川はゆま」と大分県佐伯市の「道の駅宇目」で、年末の交通事故防止を目的とした合同交通安全キャンペーンを実施した。

 延岡署と佐伯署の警察官や交通安全協会、各市役所の担当課職員ら計約20人が参加。ウェットティッシュやマスク、反射材、チラシなど啓発セットを配布し、交通量が増える年末に向けて東九州自動車道や国道10号、国道326号を通行するドライバーらに早めのライト点灯や交通ルール順守を訴えた。

 このうち「道の駅北川はゆま」では、県外の観光バスや多くの自家用車が駐車し、大勢の観光客や家族連れなどが施設を利用。駐車場には白バイ、パトカーの展示コーナーも設けられ、親子で記念撮影する姿もみられた。

 延岡警察署によると、人身事故は例年、12月に増加する傾向にあるという。昨年の交通事故統計では、延岡市内の人身事故件数は1〜11月で平均27件だったのに対し、12月は45件と1・67倍に増加。県内の人身事故数も、1〜11月で平均299件だったのに対し、12月は504件と1・69倍に増加している。

 佐藤康広交通課長は「年末は交通量が増え、気も慌ただしくなる。日没が早くなることも事故増加の要因と考えられる」とし、「12月は冬の交通安全県民総ぐるみ運動もある。キャンペーンを通じ、改めて交通安全への意識を高めてほしい」と話していた。

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