感謝の気持ち音に乗せ

富島中吹奏楽部の定期演奏会

　日向市立富島中学校吹奏楽部（右松愛梨顧問、４０人）の定期演奏会は１２日、同市文化交流センターで行われ、元気いっぱいの演奏で卒部する３年生を送り出した。

　第１部は、テレビ番組「ザ！鉄腕ＤＡＳＨ」でＤＡＳＨ島のテーマ曲にもなっている「天国の島」で幕開き。続いて、銀賞を受賞した県吹奏楽コンクール（７月）の課題曲マーチ「ペガサスの夢」、自由曲の交響的詩曲「走れメロス」を力強く演奏した。

　休憩時間にはフロアとロビーで、それぞれ木管楽器、金管楽器のアンサンブルを披露。第２部では「新時代」「ピースサイン」などを演奏した。

　３年生を送り出す演奏が中心の第３部は、まず学生服姿で登場した３年生が「学園天国」などを演奏。１、２年生は感謝の思いを込めて「３月９日」を披露し、客席の３年生に花束を贈った。終盤は全員で「紅蓮華」などを演奏した。

　３年生は２年前、コロナ禍のまっただ中で入部。活動制限で演奏機会が失われることもあったが、互いに励まし合いながら活動を続けてきたという。
最後のステージを終え、黒木愛唯部長は「楽しかった。最高の思い出になりました」と笑顔で話した。