本紙掲載日:2023-11-27
(6面)

「大きく育って」

空飛ぶ新玉ネギの苗植え体験−土々呂小

 延岡市立土々呂小学校(久保田剛史校長、290人)の3年生45人は7日、校内の菜園で延岡の特産品である空飛ぶ新玉ネギの苗植えを体験した。

 講師は、JA延岡の営農指定相談員を務める牧野哲郎さん(69)。苗植えの前には牧野さんによる講話があり、児童は空飛ぶ新玉ネギについて学んだ。

 牧野さんは、空飛ぶ新玉ネギは普通の玉ネギと比べると生で食べると甘みがあり、涙が出る成分が少ないといった特徴を説明した。

 また、牧野さんは「空飛ぶ新玉ネギ」の命名者の一人で、延岡市出身で日本初の民間パイロットの後藤勇吉が、宮崎から大阪まで日向カボチャを飛行機で運んだように、いち早く収穫できる新玉ネギを消費者のもとに速く届けたいとの思いを込めたと話した。

 その後、児童は菜園へ移動。苗の植え方を説明した牧野さんは「どのように育つのか観察して」と呼び掛けた。児童は、マルチシートに一定の間隔で開いた穴に約400の苗を1本ずつ丁寧に植え付けた後、ペットボトルに入れた水を与えた。

 佐藤奏さん(9)は「空飛ぶ新玉ネギについて知らないことがたくさんあってびっくりしました。植えた苗が倒れたままで心配だったが、水をあげると立つと聞いて安心しました。大きく育ってほしい」と話していた。

 収穫は3月初めを予定しているという。

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