本紙掲載日:2023-11-29
(7面)

アドヴァンスコンサート

優雅に歌唱、演奏し魅了

 延岡市を拠点に活動する音楽グループ「アドヴァンス」(川添智怜会長、14人)の第43回コンサートが25日、延岡市の延岡総合文化センターであり、出演者11人がソプラノ独唱、ピアノ、ホルン、クラリネット独奏と多彩なステージで来場者を楽しませた。

 第1部は、昨年に入会して初出演となる永野結実さんがショパン作曲の「ノクターン」をピアノでしっとりと美しく奏でた。また、米良利恵子さんは高橋あゆみさんのピアノ伴奏で2曲を披露。このうち、歌劇「トスカ」より「歌に生き、愛に生き」では叙情的に歌い上げ、主人公トスカが抱える絶望と悲しみを表現した。

 第2部は、「アニバーサリーイヤーの作曲家たち」と題して、生誕または没後から節目を迎える作曲家の作品を解説を交えながら披露。

 重黒木沙希さんは生誕170年を迎えたアンドレ・メサジェ作曲の「ソロ・ド・コンクール」を、クラリネットのさまざまな音色で演奏した。

 最後は後藤紀子さんが生誕210年のヴェルディ作曲の歌劇「仮面舞踏会」より「私は死にましょうでもその前に」を歌い、客席からは大きな拍手が送られた。

 川添会長は「演奏を通して、笑顔を届けることができるようメンバー一同精進してまいります」とあいさつし、コンサートを締めくくった。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/