本紙掲載日:2023-11-30
(3面)

高橋勝栄さん(延岡)に社会ボランティア賞

延岡市役所に訪れた高橋さん(右から3人目)と国際ソロプチミスト延岡の会員

ソロプチミスト日本財団が表彰

 ソロプチミスト日本財団が表彰する「社会ボランティア賞」を延岡市川島町在住の高橋勝栄さん(52)が受賞した。

 同財団は、さまざまな奉仕活動に対して支援事業や顕彰事業などを実施。毎年、各賞の顕彰や援助金などを贈呈する「年次贈呈式」を全国で開催しており、今年度は8日に東京都千代田区の東京国際フォーラムで行われた。

 「社会ボランティア賞」は、地域社会のニーズに合った地域密着型のボランティア活動を継続的に行っている人が対象。国際ソロプチミスト延岡(上田留理会長)が推薦した。

 高橋さんは、環境保護に取り組む父親の影響で1992年からビーチや海底清掃、サンゴの保護活動などを始め、ボランティアダイバーと年4回の活動を継続。延岡市内の小中高生を対象にしたサンゴの観察会や出前授業を行い、地元の自然の素晴らしさを伝えている。

 2013年には地域住民や漁業関係者、宮崎大学などと「島野浦サンゴ礁保全会」を設立し、年6回活動している。これらが高く評価され、受賞となった。

 28日には、高橋さんと国際ソロプチミスト延岡の上田会長ら会員4人が延岡市役所を訪問した。

 高橋さんは「受賞は僕自身もありがたいし、一緒に汗を流してくれた人へのねぎらいにもなると思って受けました。せっかくある資源を守ることは父の時代からやってきましたが、脚光を浴びるとさらに理解や支援をしてくれると思います」と話した。

 読谷山洋司市長は「海洋の環境保全はより一層大事な分野になっています。引き続き率先して導いていただきたい」とたたえた。

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