本紙掲載日:2023-11-30
(8面)

わが社のホープ−日向・細島地区立地企業から(13)

倉本鐵工・藤田顕伍さん

◆水力発電陰で支える−高度な総合技術力自慢

−−入社のきっかけを教えてください。

日向工業高を出て、市内の建設会社に勤めていたのですが、もともとは機械を扱う仕事が希望でした。転職を決意し、いろいろ探す中で見つけたのが倉本鐵工でした。
水力発電関連施設の製作や据え付け、メンテナンスなどに力を入れていることや、家のすぐ近くにあることも大きな魅力でした。入社して12月で丸2年となります。

−−どんな仕事をしているのですか。

水力発電用ダムには「洪水吐き」といって、たまった水を下流に流すゲート(水門)があるのですが、劣化や点検の際には「角落とし」と呼ばれる仮ゲートが必要となります。私はその仮ゲートにボルトを入れるための穴を開けたり、「面取り」といって角部に丸みを帯びさせる作業をしています。
現場に行ったときは製作したものを設置したり、設備のメンテナンスや修繕などに当たっています。

−−どんなときにやりがいを感じますか。

SDGs(持続可能な開発目標)に掲げられている17の国際目標の一つ、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」に携わっていることです。体力がいる仕事で大変なときもありますが、水力発電を陰で支え、地域の方々の暮らしに貢献していると思うと身が引き締まります。

−−会社のいいところは何ですか。

土木に機械、電気、設計と総合技術力を身に付けられるところです。「仕事を覚える前に人間を創る」のポリシーの下、全社員が伸び伸びと仕事ができる環境も整っているのも自慢です。年1回の安全大会も欠かせない行事です。バーベキュー大会にも楽しく参加しています。

−−将来の夢を教えてください。

2級土木施工管理技士や高所作業車運転技士、車両系建設機械運転者、玉掛け技能などの資格は既に持っています。次は溶接関係やクレーン運転士などの資格を取り、誰からも信頼される会社にとって必要不可欠な存在になりたいです。

−−倉本鐵工で働きたいと思う方へメッセージをお願いします。

この2年間で実感するのは、機械関係の仕事を目指すのであれば本当にやりがいのある会社だということです。経験を積んだベテランの方から若い世代まで幅広い年齢層が、使命感を持って日々仕事に取り組んでいます。ぜひ一緒に働きましょう。
【プロフィル】延岡市生まれ。日向工高建築科卒。休日は友人とドライブに出掛け、温泉などでリフレッシュ。

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