本紙掲載日:2023-12-01
(2面)

読谷山市長が「出前市長室」

読谷山市長の話に耳を傾ける生徒たち(延岡星雲高校体育館)

まちづくり施策を学ぶ−延岡星雲高

 県立延岡星雲高校(宮真司校長)で11月22日、1年生180人を対象にした「出前市長室」が開かれ、読谷山洋司市長が生徒たちに身近な話題を中心に、市が取り組んでいる施策を紹介した。

 明るい話題として、市内では赤ちゃんの出生数、出生率が直近の2021年度データで増加に転じ、働き世代の25〜39歳人口も22年度までの3年間はプラス傾向で推移していると報告。IT関連を中心に、これまで地元になかった14社が進出し、「働く場の選択肢が増えた」と裏付けを語った。

 また、市有地に民間事業者を誘致するパークPFI方式で城山公園にカフェを整備した経験を生かし、延岡植物園への新施設整備を考えているとして、「皆さんにとってわくわくする取り組みをしたい」と強調した。

 アスリートタウン延岡アリーナ(県体育館)のメインアリーナが完成すれば九州の太平洋側で最大級の体育館となり、「これまで無理だったコンサートも開催できる」と期待感を示した。

 建て替え中の西階野球場や隣接する多目的屋内アリーナが完成すれば、プロ球団のキャンプ候補地にもなり得ると説明。実証が進む稲作用ロボットや空飛ぶクルマを紹介するニュース映像を見せて、注目度の高さや可能性をアピールした。さらに、防災や交通、脱炭素などさまざまな社会的課題の解決を目指し、幅広い分野でデジタル化に注力していることも紹介した。

 生徒たちは今回の講演を、まちづくりについての探究的な学びに生かしていくという。

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