本紙掲載日:2023-12-02
(7面)

異文化理解、体験の重要性伝える

対話を交えて行われたロイドさんの授業

ロイドさん(宮崎国際大副学長)が授業−北浦中

 延岡市立北浦中学校(中邨浩一郎校長、54人)で11月29日、宮崎国際大の副学長で地域連携・地域貢献担当のロイド・ウォーカーさんが、2年生15人を対象に授業を行った。自身の経験から海外で働くことや、変化の激しい世界を生きていくために必要なことなど、生徒との対話を交えながら話した。

 英語の授業時間を使って実施。まず、生徒たちの緊張をほぐすために行われたアイスブレークでは、生徒たちが英語でロイドさんに質問した。ロイドさんはジャマイカ出身。イギリスやアメリカで生活し、日本に来て、30年以上になるという。

 日本にも世界の文化が多く入っていること、日本の文化が変化してきていることを例を出して説明したロイドさん。

 リオ五輪の陸上男子400メートルリレーで、ケンブリッジ飛鳥選手がジャマイカのウサイン・ボルト選手と並走している写真を見せ、「二つ以上の文化を持った日本人が、日本を代表して世界で活躍するようになっている」と話した。

 また、将来必要な力として、異文化理解や体験を挙げ、好きな言葉で、国際的な視野を持って地域で活躍するという意味を持つ、「ThinkGloballyActLocally」の言葉を紹介。

 「今から将来のことを考えて。好奇心を持って幅広く触れていくことで、将来の可能性が無限大になる」と助言した。

 吉田和さん(14)は、「日本、世界の文化が日々変わっているということが心に残った。将来のために、コミュニケーション能力を上げたいと思った」と話した。

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