本紙掲載日:2023-12-04
(6面)

働くことへのイメージ膨らませる

講師迎え、グミ作り体験−上南方小中

 延岡市立上南方小中学校(小林美和子校長)の小学5、6年生39人は11月16日に「子どもたちに伝えたいこと」と題した授業に参加。グミ作り体験を通して、働くことへのイメージを膨らませた。

 講師は、同市大瀬町で洋菓子店「ロリエ二見」を営んでいる二見記央(のりお)さん(46)で、レシピは、動画共有サービスYouTubeで、自身が運営しているチャンネルに公開しているものを使用。「今回使う材料は、すべて市販でそろう。おうちでも手軽に作れるよ」と話し、調理が一斉に始まった。

 4班に分かれて、それぞれ異なる味の市販ジュースを使って、粉ゼラチン、レモン汁、水あめを混ぜる簡単レシピ。やけどに気を付けながら湯煎で溶かし、型に流し込む。グミが固まるまでの時間を活用して、講話も行われた。

 二見さんは、3年前に研修で訪れたというフランス・パリとベルギー・ブリュッセルの写真を示しながら、世界の菓子を紹介。「東京が一番だと思っていたが、特にパリのレベルの高さに驚いた。材料、技術、見せ方、何もかもが違った」と日本以外にも目を向ける大切さを解説。自身の店のレシピをそのまま公開しているというYouTubeでの活動については、海外の人にも見てもらえるような工夫をしていることなどを話した。

 完成したグミはどの班もうまく固めることができ大成功。二見さんからプレゼントされたクッキーを小脇に抱えて、出来を確かめるように手作りグミを味わっていた。

 平川幹久さん(5年)は「材料を混ぜるのが楽しかった。家で親と一緒に作りたい」。森本真生さん(6年)は「型に注ぐところがワクワクした。思ったより簡単だったので、家族にも作ってあげたい」と笑顔で話した。

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