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高校生ものづくりコンテスト全国大会
◆学校初の快挙「やりきった」 第23回高校生ものづくりコンテスト全国大会(全国工業高等学校校長協会主催)の溶接部門で、九州ブロック代表として出場した県立日向工業高校機械科3年の川口将吾さん(17)が3位に入った。全国大会での入賞は同校初の快挙。「やりきった感じ。うれしい」と喜んでいる。 大会は、日本の産業を支える技術、技能水準向上と若手技術・技能労働者の確保、育成を目的にものづくりの学習効果の発表の場として開催されている。今回は11月11、12日に愛知県立愛知総合工科高校で行われた。 溶接競技は、30分の制限時間で2枚の鉄板を1枚につなぎ合わせる技術を競う。県、九州、全国大会で審査内容や使用する溶接棒の素材が異なり、上位大会ほど難易度は高くなるという。 全国大会は、溶接棒の素材が、県、九州大会で使用していた低水素系からイルミナイト系へと変わり、審査は表裏面の外観(各50点)、内部の欠陥を調べる超音波探傷試験(100点)によって行われ、200点満点で評価された。 川口さんは、県代表として出場した九州大会(8月5日、鹿児島県)で300点中297点の高得点を挙げ、39人の頂点に立った。 自身が九州大会の優勝者と知ったのは、9月中旬。就職活動の真っただ中だったため、すぐさま練習とはいかず、本格的に練習を再開したのは10月からだった。 苦労したのは、全国で使用するイルミナイト系の溶接棒への慣れ。「低水素はドロッとしているが、イルミナイトはサラッとしてる」。感覚をつかむと同時に、これまで3層だった溶接層を4層にするなど工程も増えたため、スピード強化も図った。 本番は、全国9ブロックの優勝者と開催地1枠の計10人で競技。「自分の作業だけに集中」し、最初の20分間で4層までの溶接を終え、残りの10分間で外観を整える清掃に当てたという。結果、超音波探傷試験は欠陥無しで100点満点。外観で1位と6点、2位とわずか2点差で3位となった。 川口さんは、同校OBで日本溶接協会マイスターの原田芳男さん(アキタ製作所工場長)の指導がなければここまでこれなかったとし、「週3回、わざわざ仕事終わりに来て教えていただいた」と感謝。内定している就職先で溶接技術を使うことはないが、「1年生のころ、部活(機械技術部)を辞めようと思っていたけど、辞めなくて良かった。達成感がある」と笑った。 部顧問の上原彬教諭は「めげずに最後まで練習する探究心に優れた生徒」とたたえ、「後輩たちもその姿を見てきたので、川口を超えれられるよう頑張ってほしい」と話した。
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高校生ものづくりコンテスト全国大会
◆学校初の快挙「やりきった」
第23回高校生ものづくりコンテスト全国大会(全国工業高等学校校長協会主催)の溶接部門で、九州ブロック代表として出場した県立日向工業高校機械科3年の川口将吾さん(17)が3位に入った。全国大会での入賞は同校初の快挙。「やりきった感じ。うれしい」と喜んでいる。
大会は、日本の産業を支える技術、技能水準向上と若手技術・技能労働者の確保、育成を目的にものづくりの学習効果の発表の場として開催されている。今回は11月11、12日に愛知県立愛知総合工科高校で行われた。
溶接競技は、30分の制限時間で2枚の鉄板を1枚につなぎ合わせる技術を競う。県、九州、全国大会で審査内容や使用する溶接棒の素材が異なり、上位大会ほど難易度は高くなるという。
全国大会は、溶接棒の素材が、県、九州大会で使用していた低水素系からイルミナイト系へと変わり、審査は表裏面の外観(各50点)、内部の欠陥を調べる超音波探傷試験(100点)によって行われ、200点満点で評価された。
川口さんは、県代表として出場した九州大会(8月5日、鹿児島県)で300点中297点の高得点を挙げ、39人の頂点に立った。
自身が九州大会の優勝者と知ったのは、9月中旬。就職活動の真っただ中だったため、すぐさま練習とはいかず、本格的に練習を再開したのは10月からだった。
苦労したのは、全国で使用するイルミナイト系の溶接棒への慣れ。「低水素はドロッとしているが、イルミナイトはサラッとしてる」。感覚をつかむと同時に、これまで3層だった溶接層を4層にするなど工程も増えたため、スピード強化も図った。
本番は、全国9ブロックの優勝者と開催地1枠の計10人で競技。「自分の作業だけに集中」し、最初の20分間で4層までの溶接を終え、残りの10分間で外観を整える清掃に当てたという。結果、超音波探傷試験は欠陥無しで100点満点。外観で1位と6点、2位とわずか2点差で3位となった。
川口さんは、同校OBで日本溶接協会マイスターの原田芳男さん(アキタ製作所工場長)の指導がなければここまでこれなかったとし、「週3回、わざわざ仕事終わりに来て教えていただいた」と感謝。内定している就職先で溶接技術を使うことはないが、「1年生のころ、部活(機械技術部)を辞めようと思っていたけど、辞めなくて良かった。達成感がある」と笑った。
部顧問の上原彬教諭は「めげずに最後まで練習する探究心に優れた生徒」とたたえ、「後輩たちもその姿を見てきたので、川口を超えれられるよう頑張ってほしい」と話した。