本紙掲載日:2023-12-04
(8面)

工業用水道施設−仕組み、役割学ぶ

水をきれいにする実験で職員の説明を聞く東郷学園と坪谷小の3、4年生児童

浄水場を見学−東郷学園・坪谷小

 日向市立東郷学園と坪谷小学校の3、4年生計34人がこのほど、同市東郷町山陰乙の県北部管理事務所浄水場を見学し、工業用水道施設の仕組みや役割を学んだ。

 県企業局が工業用水道事業について理解してもらおうと、地元の小学生を対象に毎年実施している施設見学ツアー。両校の児童は浄水場のポンプ室や電気室、水の濁りなどを除去する沈殿池などを見学して回った。

 水をきれいにする実験もあり、濁水に薬品を入れて濁りを取る仕組みを職員が説明。児童は、濁りが粒状に固まって水がきれいになる様子を見て、「すごい」「粒々になった」と目を丸くしていた。坪谷小学校3年生の海野謙心さん(9)は「見たことがない機械があって、勉強になった。水の汚れとかが落ちてすごかった」と話した。

 同日はまた、給水先の一つ、第一糖業でも見学が行われた。

 県の工業用水道事業は、細島臨海工業地区の企業に工業用水を提供する目的で1964年10月から給水を開始。耳川から水を取り、同地区の旭化成など15社に供給している。水は各社のボイラーや製品の洗浄、機械類の冷却などに利用されている。

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