本紙掲載日:2023-12-06
(8面)

魅力を発信「ふれあい祭り」

土木・建設業「楽しそう」

◆多彩に体験や展示−高千穂

 多彩なアトラクションや機材展示を通じて土木業の魅力に触れる「『土木の日』ふれあい祭り2023」が2日、高千穂町総合公園内であり、多くの家族連れなどでにぎわった。主催は高千穂地区建設産業団体連合会、県西臼杵支庁、高千穂、日之影、五ケ瀬町の各建設課。

 土木学会が定める「土木の日」(11月18日)にちなみ、担い手不足が深刻化する土木、建設業などに関心を持ってもらおうと、昨年、17年ぶりに再開。今年も飲食店や展示車両の種類を増やすなどして開催した。

 クレーン車、ミキサー車、油圧シャベル、高所作業車などの展示・試乗コーナーやれんが橋製作、重機を使った模型魚釣り、ドローン(無人航空機)の飛行実演ほか、整備が進められている九州中央道自動車道の国道218号五ケ瀬高千穂道路「童里(わらべのさと)トンネル」の現場見学などを実施。また、ミニシャベルのお菓子すくいやコンクリートの景品台を活用した射的は小さな子どもに人気を集めた。

 会場一角の町自然休養村管理センターではパネル展もあり、写真やイラスト付きのポスターで土木の仕事を解説。西臼杵郡内の園児から募った重機の塗り絵展示や、地域インフラを楽しく学べるカードゲーム「ポケドボ」の体験コーナーもあった。

 日之影町の羽賀光亮さん(10)は父の文俊さん(43)と来場し、「模型魚釣りが面白かったし、お菓子や食べ物もたくさんあって良かった。将来はまだ分からないけど、土木業も楽しそうだと思った」とにっこり。

 高千穂地区建設業協会の工藤勝利会長(57)は「土木や建設業への理解を楽しく深めてもらい、将来、同じ業界で働きたいと思ってくれる子どもたちが増えるとうれしい」と話した。

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