本紙掲載日:2023-12-07
(7面)

声援を力に変えて快走

高巣野小で持久走大会−日之影

 日之影町立高巣野小学校(三浦哲至校長、29人)の持久走大会が1日、同校の運動場を発着点とする周辺地域で行われた。練習成果を披露し、健康な心身や運動に対する積極性などを育む恒例行事。寒さをはね返すような保護者らの熱い声援に背中を押され、全校児童が健脚を競った。

 風が吹きすさび、厚い雲に日差しが遮られたことで体感気温も一段と下がったこの日、肩をすくめる児童たちに、三浦校長が「きょうはとても寒いですが、たくさんの声援があると思う。温かい気持ちで頑張ってほしい」とエールを送った。

 準備運動やジョギングで体を温めた児童たちは、運動場をスタート。外周600メートルを共通とし、運動場の周回数で距離を調節した低学年750メートル、中学年900メートル、高学年1050メートルのコースを男女混合で駆けた。

 豊かな自然や日本最大の鉄筋コンクリート造橋として知られる天翔大橋を視界に捉え、歯を食いしばりながら快走。ゴール付近でひときわ大きな声援を浴びると、笑顔で白線を切った。

 高学年の部で優勝した興梠仁太さん(12)は、見に来てくれていたという母親の応援に感謝し「5年間優勝できず悔しい思いをしていたのでうれしい」と喜んだ。

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